「コミュニケーション能力とテレビ、インターネット」


「コミュニケーション能力とテレビ、インターネット」




 テレビやネットでは感情や言葉を自分から発信する必要がありません。
たとえばテレビを見ているとき、テレビに向かって相槌をうつことは
まれですし、言葉を発することも少ないでしょう。




 コミュニケーション能力は多くの部分が後天的に得る「スキル」です。
「スキル」とは経験的に人間ができるようになるものです。
自転車に乗るスキル、転ばないように走るスキル、野球でうまくボールを打つスキル・・・
これらは生まれながらにしてできるものではなく、日常的に練習することで
できるようになるものです。対人コミュニケーションも同じで、
その「スキル」を磨くには、絶え間のない練習と試行錯誤が要求されます。




 この意味でテレビやネットの世界に埋没した生活を送ると、
「スキル」を磨く練習機会の減少を引き起こし、結果として対人
コミュニケーション能力の低下を引き起こしていきます。



 そして対人コミュニケーション能力の喪失は
人生において大事な様々なものを失うという結果につながっていきます。
なぜなら統計上、コミュニケーション能力は
仕事の収入や、恋愛力、幸福感と正の相関関係にあるからです。




 もちろんテレビやインターネットを否定しているわけではありません。
これらも情報の交換という意味ではコミュニケーションの一形態であり、
情報を効率よく得るためには必要なツールであります。
特にIT系のスキルを向上させることは情報を整理する上で必要不可欠ですし、
多くの人と同じ情報を共有するためにはテレビを見てもいいでしょう。




 しかし、これらの世界に埋没してしまうということは、
自らの人生を閉じた世界へと追い込んでしまいます。
 人と触れ合う機会を積極的にたくさん作り、感情と言語を交流させる。
人間の社会で生きている以上はやはり心がけたいものです。



 




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