「言語化と文章とコミュニケーション」


言語化と文章とコミュニケーション」




 
 情報はインプット型とアウトプット型に大別されます。




 インプット型の情報とは、すでに誰かが作り出した情報です。
例えば新聞の記事、教科書に書いてある知識などが挙げられます。
これはすでに誰かが創り出したものですのでインプット型の情報になります。




 インプット型の情報には弱点があります。
それは相対的に価値が低いという点です。無価値と言うわけではありませんが、
誰でもが知っている情報ですのでそこそこの価値しかありません。
例えば、日本の首相が誰か?と言う問いにの答えは誰でも知っていることです。
誰でも知っている情報を持っていても、社会的な強者にはなかなかなれません。
(かなり大雑把で例外はいくらでもありますが)





 これに対して、アウトプット型の情報とは、
インプットされた情報を組み合わせ、新しく創り出された情報です。
これは社会の需要と適合すると言う条件を満たせば非常に価値があります。




 アウトプット型の情報は自分自身が組み合わせて作った
オリジナルの情報です。希少性のある優れた情報になる可能性があります。
希少性とはいつの世も強みの象徴になります。
この人にしか出来ない、世界に1つしかない、
世界で一番の・・・少ないものには価値があるのです。





 その意味でインプット型の情報しかもっていない人はなかなか成功できません。
それは誰もが知っている価値の低い情報しかもっていないからです。
 これに対して、アウトプット型の情報を作り出せる人は強いです。
自分にしか創れない情報を持ってるわけですので貴重な存在になります。




 ではアウトプット型の情報は具体的には何によって創られるのでしょうか。
結論から述べると、「言語」によって創られます。
「言語」抜きで、画像や図形などで創ることも可能ですが、
基本は言語で創られます。この意味が非常に大きいのです。




改めて定義すると「情報を創る」とは
「既存の情報を組み合わせて新しい情報を言語に起こす」
ことを意味します。言語化することは、口頭でも文書でもできます。
口頭は文書よりもはるかに頭の回転が要求されますので、
基礎力は文章を書いてつけていくことになります。





ちょっときついことを述べさせて頂きますと、
「文章を書くことが苦手だ」と言う事は
「自分の頭で情報を作り出すことができない」
「人が創った情報をそのまま使うことしかできない」
と言っているのと同じなのです。これでは相対的に価値の低い情報しか
自分の中に蓄積することが出来ず、成功することは難しいでしょう。



 
すでに社会にある情報をそのまま受け流すだけでは
常に誰かの追従者に過ぎません。自分が先頭を切って走っていくには
自分自身の頭で考えて「言語」によって情報を作っていく必要があるのです。
また新しい情報を作り出す人がたくさんいてこそ、
社会は豊かになっていくと思うのです。




 
私自身は生徒さんに成功していただきたいと考えています。
何人かの生徒さんは結構文章を書いて下さっています。
より有効な文章の書き方は講座の中でお伝えしています。
ビジネス講座に出られた方はぜひ意識して書いてみてくださいね。









**