「時間の管理とコミュニケーション能力」


「時間の管理とコミュニケーション能力」





コミュニケーション講座は社会性を帯びてきて、
それなりに認知度の高い分野になってきました。
ここできちんとした講師を見極める1つの方法としては
統計学をしっかり理解しているかどうかで判断することができます。




なぜなら、ワークの効果を検証するには統計を
取る必要がありますし、心理学や人間関係論の
学習と統計学は切っても切り離せない関係にあるからです。




そんな焦りから私も統計学を勉強するわけですが、
統計学と言うのはデジタルの世界です。論理的思考が求められる
ビジネスコミュニケーションにおいてはその能力の向上に役立ちます。
一方でコミュニケーション能力は極めて広い概念です。
論理性があまり役に立たない分野もあります。





それは人間関係に関する分野です。





人間関係は極めてアナログな世界なので、論理性はあまり重要ではないのです。
むしろ、表情や発音、体の動き、目線と言った非言語部分が
重要になってきます。非言語部分の力を高めていくには
友人と楽しく飲んだり、恋人と遊んだり、子供と遊んだりする
と言った習慣が大切になってきます。





この意味で統計学を勉強していると、
非言語部分を鍛えるための時間を失っているわけです。



私自身は論理性を持つとともに、人間関係に関する
力も持たなくてはなりません。
そのため、一日勉強に費やしていると、
「ああ!やばい!今日人とぜんぜん話していないや」
と言う焦りへとつながるわけです。




講師としていつも葛藤するところです。
勉強することが求められるとともに、
人と接する時間も充分確保しなくてはならないのです。




一般的に、論理性を重視するか、人間関係に関する能力を
重視するかは属している環境によって大きく異なってきます。
例えば接客業をされていらっしゃる方は後者の比率が大きくなりますし、
証券会社に勤めている方などは前者が重要になってくるでしょう。






重要なことはコミュニケーション能力の性質を抑え、
自分の生活の時間を管理することです。
自分の過ごしている環境ではどんなコミュニケーション能力が重要なのか?
どんなコミュニケーション能力を身に着ければ幸せにつながるのかを考えて、
それに応じた適切な時間配分をすることが重要なのです。









**