「依存症の改善、治療」

「依存症の改善、治療」




 わかっちゃいるけど辞められないものは実にたくさんあります。
ざっと列挙すると、ギャンブル依存、アルコール依存、恋愛依存、
共依存、過食、ニコチン依存、摂食依存、ネット依存、ゲーム依存・・・
病的なところまで進行するとこれは依存症として診断され、
病気として扱われます。




 現代は誘惑の多い社会です。企業は様々な欲望をあおり、
人間の心をコントロールしようと躍起になっています。
それ自体はそこそこで止めておけば、もしかしたら
楽しめるのかもしれませんが、これが行き過ぎると取り返しの
つかない事態になってしまいます。


 
 依存の対象に触れているとき、もはや人間は理性を保つことが
できません。例えば過食に陥っている人が、食べ物を目の前に
すればこれに抗う術はありません。パチンコ依存に陥っている人が
実際にパチンコを始めてしまったら、お金を失うまでなかなか
やめることができません。ネットもゲームも同じです。



・冷静な時間を大事に



 大事にしたいのは、冷静になっている時間です。
依存対象から離れたとき、冷静に今時分が
してきたことを振返る。そして冷静なときに、
「物理的にその依存対象から離れる準備」
をしなくてはなりません。



 例えば、ネットのゲーム依存になっていたら、
ゲームを解約する必要があります。
パチンコ依存になっていたら、カードを持ち歩かずに
家族に預けておく、現金を持ち歩かないように制限をかけます。
過食で悩んでいたら、物理的に食べられないように
お金を持ち歩かないなどする必要があります。
 これは頭がクールなときにしなくてはなりません。
一度スイッチが入ったらもはや抗うことはできないのですから。



・打ち込める何かを用意する



 そして、大事なことは、依存症を断ち切るには
「別に打ち込める健康的な何か」を用意しておく必要があります。
実は今まで依存していたものを辞めると
空白時間が生じるようになります。
 この空白時間を埋める何かが無いと、
依存していた対象の欲求が頭をグルグル周りだし、
結局元通りになってしまうからです。




 さらに理想的なのは、集団で行うスポーツ、文化活動、
習い事をはじめることです。
また、誰か友人誘って遊ぶのも大事です。
なぜなら人と何らかの活動をしている時間は
依存行為ができなくなるからです。



 ギャンブル依存であれば、ギャンブルはできませんし、
過食であれば、ある程度のところで止まります。
健康的な人の前で薬物を使うことはできませんし、
人と接しているときはネットを使うことはできません。
ある意味で人と接しているときは監視をしてもらって
いると言ってもいいかもしれません。
人間はそんなに自制できるものではありません。
人の力も借りましょう。



 最後に、依存の問題を解決するのは
できることから徐々に実行していくことが大事です。
いきなり全てをこなそうとすると、失敗し、
挫折感を味わい、元に戻ってしまうリスクがあります。
70%できるぐらいの目標から初めていくと良いでしょう。





依存症への対策まとめ

・冷静な時間に計画を立てる
・物理的に依存対象から離れる
・別に打ち込める健康的な活動をみつける
・人と接する活動を大事にする
・できることから徐々に実行する


 



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12/5 
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