「ファミコンと対人コミュニケーション」


ファミコンと対人コミュニケーション」



 最近学童の先生とお話する機会がありました。
私は母親が教師だったのでかぎっ子でした。
そのため学童には3年間お世話になりました。


 学童にはとても良い思い出があります。
みんなでどっちボールしたり、キャンプをしたり、
相撲大会をしたり、泥団子遊びをしたり、サッカーをしたり。



 今はどうなのかと先生に聞くと
平日は基本的に昔と変わらないそうですが。
土曜日はニンテンドーDSなどのファミコン
持ってきて良いらしく、外で遊ばないそうです。
土曜日になると皆ファミコンの画面に
見入って黙々とゲームをする。
異様な光景がそこにあるそうです。


 
 あとは何でも安全第一になってしまって、
サッカーをするときも安全な柔らかいボールを
使ったり、大工道具を使ってはいけなくなっているそうです。
私の記憶では保育園のころにかなづちをガンガンたたいて
木の船とか作っていた気がしますが・・・



 ファミコン自体は私も小さいころよくやっていました。
ドラゴンクエストマリオカート、熱血硬派くにお君・・・
面白いんですよね。とにかく。



 ただし、なんとうかファミコンって
日常生活への般化が難しいんですよね。
社会人としては対人コミュニケーション能力が必要になるけど
ファミコンの活動時間とは負の相関がありそうですし、
英語が話せるようになるわけでもないですし、
言語力が上がるわけでもない。知識もその中でしか通用しません。
体力も落ちていきますし、視力も衰えます。



 あえて言えば問題解決能力はもしかしたら
上がるかもしれません。難しいゲームは
頭使わないとクリアできないですから・・・



 だけど全体的に他の事をやっていたほうが
社会で生きていくための総合力は上がっていくでしょう。
詳しく論文調べたわけではないですが。


 
 だから膨大な時間を使っていると
現実の社会に適応がしにくくなってしまう。
子供は自我が育っていないですから欲望の
赴くままにゲームをやり続けてしまう。
この辺は大人が適度に抑制してあげないといかんなと感じます。




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