「正規分布〜人は必ず好かれる、嫌われる〜」


正規分布〜人は必ず好かれる、嫌われる〜」



 
 統計学にはイロハのイで正規分布という概念が出てきます。
私にとって正規分布を知ったことは
人間関係を築く上でかなり大きな発見でした。


 
 正規分布とは何なのかと言うと、
出現の多い中心があった時に、
それから外れるにしたがって、
だんだん出現が減っていく分布を意味します。

*正確な定義ではありません




 例えば、適当に池袋の交差点を渡る男性100人に
体重計にのってもらうとします。するとかなり適当ですが、
大体こんな感じになると思います。



 〜50キロ 5人
50〜55キロ 10人
55〜60キロ 15人
60〜65キロ 20人
65〜70キロ 15人
70〜75キロ 10人
75〜    5人



 すいません。なんか精度がイマイチな気がかなりしますが
まあこんな感じで中心の値が一番頻度が高くて、
それから離れるにしたがって減って行くのです。
ここで重要なことはこれは多くの社会現象や自然現象で
同じことが起こりやすいということです。


 
 もうひとつぐらい例を出しましょうか。
例えば昔中間テストとかがあったと思いますが
そのとき学年100人の平均が60点ぐらいだったとしたら


100点 1人
〜90点 4人
〜80点 10人
〜70点 15人
〜60点 20人
〜50点 20人
〜40点 15人
〜30点 10人
〜20点 4人
〜0点  1人


とかこんな風になっていたことが多くないですか?
100点が50人、ゼロ点が50人と言う感じでは分布しないのです。



 世の中にある社会現象や自然現象はこんな感じで
中心に出現するものが多いときに
周りは段々減って良くパターンが多いのです。



 実際心理のテストで様々な質問を取ると
ほとんどが正規分布をしています。
たまに偏りが激しすぎて統計的に参考にならないことも
あるのですが(天井効果、フロア効果)、
大概正規分布しています。

 

 ここで人間関係ということについて考えてみると、
自分自身が好かれているかどうかと言うことを考えると、
その好意の度合いも正規分布している可能性が非常に高いのです。





例えば一番多いのが「少し好かれている人」で考えてみましょうか。
100人で考えてみます。


完全に好かれている  8人
かなり好かれている  15人
少し好かれている   45人
ふつう        15人
少し嫌われている   8人
かなり嫌われている  6人
完全に嫌われている  3人



 大体こんな感じになると思います。
これは自然現象としてしょうがないことなのです。

 

 これを知ってからはなんだか
ああ嫌われることがあるのはしょうがないことなんだな。
と理解することができました。
誰からも嫌われないようにすることなんて現実的じゃない。
統計的にもありえないことなんだと。
 


 だから人と接するときはある程度嫌われることも
自然なことなんだとスッと腑に落ちたのです。



 逆に言えば、一方で必ず自分のことを好きになってくれる人もいるのです。
これはかなりほっとさせてくれる現象です。
極論すればどんな悪行を働く人でも
誰かしらからは好かれるのです。
よく重犯罪者と結婚したり、
ファンクラブができるのも
正規分布の典型だと言えます。



 重犯罪者でさえ好かれるわけですから、
普通にして基本を守っていれば自分に対して
好意を持ってくれる人は必ず出てくるのです。




 どんな人でも好かれるし、
 どんな人でも嫌われる。




 人と接すると言うことは
 そういうことなのです。
 






 
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