「経営学・会計学と心理学」

経営学会計学と心理学」




 私はちょっと変わっていて、
たいした大学ではないのですが
経済学部の経営学科出身で
大学院は心理学部に通いました。
高校時代は全然勉強しなかったのですが
大学に入ってからはそれなりに勉強してきたと思っています。



 学問は面白いもので
それぞれ向かうベクトルが全然違います。




 経営学会計学は利益と損の話しがたくさん出てきます。
GDP、売上、営業利益、税引き前利益、原価・・・
4年間ずっとこんな言葉を聞いていましたので、
思考が利益と損の話に傾いていきました。




 対して心理学の世界では、当たり前ですが
利益とか損の話はほとんど出てきません。
出てくるのは、楽しいとかつらいとか、
苦しいとか、不安だとか人間の感情の部分を扱って行くわけです。



 
 例えば、皆さんは「自炊」について
どう考えていらっしゃいますでしょうか?
会計学的に捉えると「設定条件」
にもよるのですが実は効率が悪いことがあるのです。



 例えば食費を抑えようと自炊をしたとします。
外食すれば800円のエビフライ定食が
自炊すれば400円で済むとします。
しかし、自炊には時間がかかります。
買い物、料理の手間、片付けの手間を考えると
1時間はかかるでしょう。




 成人で1時間あれば、
時給1000円ぐらいは稼げるでしょう。 
では自炊する1時間を労働に充てて、
外食したとすると
収入1000円−エビフライ定食800円=200円
のあまりが発生します。




 あれれ・・・おかしな話ですね。
節約しようと思って自炊したのに、
実は働いた方が手元にお金が余るなんて・・・
自炊したら400円お金が減る。
働いて外食したらお金が200円余る。





 これは機会損失のお話しですが、
経営学会計学は効率を追求しますので
かなり極論してしまって恐縮ですが
自炊するのはアホだ!
もっと効率を追求しましょう!
と言うことになるわけです。
(話を面白くすすために
誇張していますすいません(^^;)





 では心理学の世界ではどう考えるでしょうか。
心理学の世界も分野がかなり分けれていますが、
基本的には人間がどうすれば幸福な人生を歩めるかが
メインテーマになりますので、
判断基準は「幸せかどうか」が大きな鍵になります。



 
 心理学では
「働かずに自炊した群」が幸せなのか?
「働いて外食した群」が幸せなのか?




 を比べます。お金が余ったとか少ないとか、
利益とかはわりとどうでも良く、
幸せなのかどうかが判断基準になってくるのです。




 例えば経済学では
「料理を作ることによる喜び」
であったり、家族の幸せはカウントされません。
料理を作ることは私はまだうまくできませんので、
わりと苦しいものですが、料理を作ること自体が楽しい
方はたくさんいるでしょう。




 また料理を食べる側も、
自分の大切な人が自分のために作ってくれた料理は
本当にうれしいものです。
心理学ではこう言った世界も拾って行くのですね。



 相当極論して書いてしまっているので
突っ込みどころ満載なコラムではありますが、 
私自身、心理学を学んで見えないものが見えるように
なりよかったと思っています。




 色々な学問に触れることはそれだけ
様々な視点を与えてくれるものでありますので
全然違う分野の勉強もたまにはいいのではないかと感じます。


 

  
 
 



**********************

3/12(土)
第3回川柳会開催!!
http://www.direct-comm.com/event/index.html

好かれたい
強く思うと
ぎこちなく



3/21(土)、3/27(日)

うつ病対策講座開催!
http://direct-comm.com/course/shortseminar.html

精神保健福祉士 大川先生


コミュニケーション能力UP!限定メルマガ
毎月1回発行してまする 
http://www.direct-comm.com/mailmag/index.html



**********************