「否定的な評価を受け入れる」
「否定的な評価を受け入れる」
先週は浦安の市民講座に呼ばれて研修をしてきました。
高齢者向けの研修でいつも思うのが皆さんお話しがとても上手だと言うことです。
本当に話しが尽きないと言いますか、自分の考えをしっかりと言える方が多いのです。
高齢者になると、良い意味でも悪い意味でも、周りが見えなくなってきます。
視力も低下していきますし、他人の表情を読み取る力も低下してきます。
これは生物学的に仕方のないことです。
その一方で今まで自分を押しとどめていた、
余計な気づかいや過剰な公的自己意識が良い意味ですっきりとして、
自分のありのままの感情や言葉をお話しされるようになります。
すがすがしいほどにみなさん、自分らしくお話されます。
私は平均30歳ぐらいの方を対象に研修をすることが多いです。
30代の方はある意味で、「人からどう見られているんだろう?」
という意識はとても強いので気遣いがとてもできる一方、
自分の意見を言ったり、お話しされるのに躊躇されるように感じます。
自分の意見を言わないと言うことは、敵を作らないですし、
和を尊ぶと言う意味でとても安全なコミュニケーションです。
ですがその一方でどこか疲れてしまう部分もあると思います。
対人恐怖症の根底にあるのは「否定的な評価に対する恐怖」と言われています。
コミュニケーションを楽しく取れるようになるには、否定されること
について自分の中で一定の折り合いをつけていく必要があります。
この折り合いがない状態ではいつも人と接するときに不安と共にあることになります。
少し議論が飛躍しますが、思うに子供の頃は言いたいことを言っていました。
意見を求められれば、皆手を挙げていたし、感情も丸出しで駄々をこねていました。
しかしおとなになるにつれて周りが見えてくると段々とそういった行動が減ってきます。
だからこそ社会は安定しているともいえますが、過剰に自分を抑えると言うことは
結局は多様な意見が平準化してしまい、活力のある社会は生まれません。
高齢者の研修を通してなんだか色々と考えさせられました。
今度は12月です。楽しみです。
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