「経営学と心理学」


経営学と心理学」





 最近の読書は、
心理系50%、経営系30%、その他20%(歴史、宗教、漫画)ぐらいです。 
今年はわりと経営学の本を読んでいる方だと思います。
最近思うのが経営学と心理学はとても近いという点です。




 結局のところ、買う、買わないという基本原理は
人間の心が決めるわけですから経営学の基盤は
心理学といっても過言ではないかもしれません。



 私は、大学1〜2年ぐらいの間は、
心理学をどこか馬鹿にしていました。



 どこか女子の占いのような印象を持っていて、
胡散臭い世界といいますか、心理学勉強しているなんて
情けないという気持ちです。



 最初は自分が病んだために、自分を救うため、
いやいや心理学を勉強し始めたのですが、
その深さに大学4年の頃からどっぷりと浸かってしまいました。



 私にとって心理学は自分の心を
救ってくれたとてもありがたい学問であるとともに、
それ以上の効果として仕事の力が付いたように思います。




 物事の価値って人間の心が決めるわけですね。
これってすごいことです。




 例えば、もし仮に世界中が「私」になったとしたら、
たちまち「金(キン)の価格は暴落します。
私は金には興味がないので、
必然的に価格は下がることになります。




 逆に王将の株価は5倍程度に増え、
電源付きのカフェが5倍に増え、
麻雀店も10倍程度に増えるでしょう。
鳥取県行きのツアーも20倍ぐらいに増えて
伊勢神宮以上の観光スポットになるでしょう。



  
 結局、需要があるとかないとかの、
始点は全て人間の心が決めています。
「論理」が欲しいとか、
欲しくないを決めているわけでないのです。





 宝くじの売り場を見てみると、
今年も年末ジャンボは大行列です。
年末ジャンボの期待値は60%です(間違っているかも)。



 期待値的には100万円投資すると、
60万円になって帰ってくるのです。
こんな馬鹿げた行為は理性的ではありません。



 だって、100万円あずけたら、
大体60万円になって帰ってくる預金でございます。
でも数学的には3000人に1人だけ5億になって帰ってくる預金です。
いかがでしょうか?是非当銀行に預けてみませんか?




 と言われたらどうでしょう。
まあ普通は預けないですよね。
おんなじことを言っているにも関わらずです。




 でも人間はおもしろいもので、
3000円ぐらいだったらいいか!
まさかのまさかがあるからね!と買ってしまうのです。
わかっちゃいるけどやめられないのです。
私もわかっちゃいるけど、
あの行列をみるとどうもムズムズしてくるのです。





 経営学は突き詰めれば、人間の「いる」「いらない」
という心理をどう管理するかという学問だと言えます。
会計学も、人間の「いる」「いらない」の心理が金銭という
形に変わり、それをどう管理するかという学問という意味では、
数字を扱っているようで実は根底には人間の心理の管理とも捉えられます。




 心理学を勉強した後に経営学を学ぶと
なんだか全く違った学問に見えてきます。





 映画で例えると、
2Dで見ていた映画を3Dで見る感覚に近いです。
そんなわけで講師としては実は心理学は
社会人としての基礎力をつける上で
大事な学問であると思う今日このごろです。










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