「話すことの重要性」


「話すことの重要性」





 会話は大きく分けて、
発話と傾聴の2種類の分けることができます。




 傾聴は人間関係を構築する上で
とても大事なスキルです。
しかし傾聴だけではどうしても
クリアできない問題があります。




 それは心的報酬を相手からもらうという機会です。
心的報酬とは、褒めてもらったり、意見を肯定してもらったり、
共感してもらったりすることを意味します。





 傾聴は主体が発話側に置かれることが多く、
あくまで発話側に心的報酬を与える側になります。





 もちろん傾聴側でも心的報酬をもらう
こともできます。例えば、話し手から愛の告白を受けたり、
好感を持ってもらうことで「話しやすいね」
など褒めてもらえることもあるでしょう。





 しかし、一般的な会話においては傾聴だけでは
心的報酬をもらえる機会はとても少ないと思います。
例えば旅行の話題を相手が話しているとしたら、
聴き手はその話しが面白かったとしても、
「私」自身が「肯定」されているわけではないからです。
あくまで「話し手」の話が「肯定」されていることになります。
傾聴にはこのような構造的な仕組みがあると言えます。


 

 逆に発話は自分が主体となり会話をする立場になります。
発話をしているときは、共感してもらったり、
肯定してもらうことができます。





 人から肯定してもらったり、共感してもらえると
他者肯定感につながります。
他者肯定感が高くなれば
「人と話すことは楽しいことだ」
「人といることはプラスが大きい」
という状態が高くなっていきます。




 
 ただ、話す力を高めるというのは
なかなか大変な作業でありまして、
シャイな人や自分の話しに自信がない方にとっては
とても勇気が必要なものです。
また基礎的な言語能力をもっていないと
相手が自分の話を理解してくれず
共感してもらえないかもしれません。



 私自身、対人恐怖になった時代は
自分の話をするのが苦手でしょうがなかったので、
「発話が大事だ、だから話せばいいじゃない」
などととてもではありませんが簡単には言えません。
話すってことってなんでもないようで
慣れていないととっても怖いと思います。





 コツをお伝えするとすると、
言語能力は自分の考えや気持ちを
「言葉に起こす」ことで基礎力を高めていくことができます。
基礎力を高めるには、毎日日記を書いたり、
少なくとも30分ぐらいは発話する時間があると良いと思います。
もし環境が無い場合は、環境からつくる必要もあります。





 また発話の力をつけるにはかなり長い期間必要になりますから
あせらずゆっくり取り組んでいく気楽さも必要になるでしょう。
もし話しやすそうな相手がいたら、
「自分から」「自分の話をする」
ということを適度にするといいでしょう。
話しにくそうな人に無理して話すのは
あまりおススメできません。

 




 この辺の話は個人差もありますし、
かなりざっくりとした場合分けなので
例外はいくらでもありますが、
多くの人にとって人間関係を楽しむ上で
発話の力を高めるのは重要だと感じます。

 


 




 

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