「マインドフルネス認知療法」


「マインドフルネス認知療法


 

 最近心理療法の中で
マインドフルネス認知療法が脚光を浴びつつあります。




 マインドフルネス認知療法の特徴は、
「脱中心化」という概念を大事にしていることです。
脱中心化とは、わかりやすく解釈すると
自分のネガティブな考え方や感情について
距離をとって観察できるようにしましょうということです。




 例えば、誰かと会話をしていて、
「良く見られよう(思考)」と考えるがあまり、
「対人不安が強く(感情)」なってしまったとします。
冷静に考えることができずに、パニックになってしまって、
思考と感情がぐるぐる頭の中をかけめぐることを自動操縦といいます。



 
 マインドフルネス認知療法では、
それを眺めている感覚といいますか、一歩距離をおいて、
歪んだ思考であったり、感情を観察していくことに重点をおきます。
考え方や感情を「観察すること」そのものの力を高めようとします。





 感情や思考の中心に自分自身がいて、それに取り込まれて混乱するのではなく、
一歩はなれたところでそれを観察して、付き合っていけるようになりましょう。
という感じでしょうか。




 対人不安があるときに、
「不安だ不安だ!なんとかしなきゃ・・・」
と自動操縦されるのではなく、





「対人不安が出てきたな。それはそれとして
 あるものだからなあ。さて、それはさておき、
 対人不安はあるがままあるものとして眺めてみよう。
 落ち着いて呼吸を整えて、自然なこととして受け止めよう」
 という感覚です。





*すいません。。絵が下手で。。誰か清書してくれませんか(汗)





 似たものとして認知行動療法(講座でもお伝えしています)
がありますが、認知行動療法では観察することには重きを置いておらず、
考え方に焦点を充てて修正をしていくという点で異なっています。
認知行動療法は統計的に実証されてきたもの、
万能というわけではなく、特に予防という意味で少し難点がありました。
その点、マインドフルネス認知療法は注目されつつあります。


 

 
 まだまだ蓄積の少ない分野ですが、
呼吸のワークとかはわりと講座でも行いやすいので
先生方と相談して来年のメンタル講座で取り入れようと考えています。
「今の感覚」を強くすることはメンタルヘルスの基本なので
具体的な手法をお伝えできればと考えています。





 ところで、マインドフルネス系の本を読むと基本的に
デメリットはあまりかかれていません。
個人的には、あんまり感情を観察する癖をつけすぎると
離人症のリスクが高くなるのではないかと考えています。
自分の感情を中心で捉えるという姿勢も時に必要でしょう。
たまには自動操縦されるのも人間らしいことですし、
自動操縦されているときって結構気持ちよかったりするので(笑)





 
 



*************************



*12/23 ダイコミュコミュ−1+今年の振り返り+忘年会
http://www.direct-comm.com/event/
ダイコミュ最大イベント 6時間まったりと過ごします♪
手品やダンスあり!!!フフフ・・・



*1/14 短期集中 交流分析講座 松本先生
http://www.direct-comm.com/course/01_kanto/index.html

ラケット感情、スタンプの概念を学ぶ



マイナビ出版から
「嫌われる覚悟」
著者 川島達史

嫌われる覚悟~ほんとうの嫌われない技術~ (マイナビ新書)

嫌われる覚悟~ほんとうの嫌われない技術~ (マイナビ新書)







*ダイコミュmixi  

生徒さんは参加してね!!
mixiだけのイベントも開催中♪
http://www.direct-comm.com/mixi.html



*コミュニケーション能力UP評判コラム!

会話力UP、聞き方、話し方教室などに関する
限定メルマガ毎月1回発行してまする 
http://www.direct-comm.com/mailmag/index.html



**********************